Cordelia Hsu  Helen Clark

[ニューカッスル/パース 18日 ロイター] - オーストラリア初のカーボン精製所が東部ニューサウスウェールズ州で稼働を開始した。爆薬大手オリカが同州ニューカッスルにあるクーラガン島で行うアンモニア製造工程から二酸化炭素(CO2)を回収し、コンクリート、紙、ガラスなどの製品に転換する。

施設を運営するMCIカーボンは「マートル炭素回収・利用・貯留(CCUS)」技術を15年にわたり開発してきた。この実証プラントは年間2500トンのCO2を回収できる可能性がある。

この日の開設式典には、オーストラリアのボーウェン・エネルギー・気候変動相のほか、日本とオーストリアの大使らが出席した。

オーストラリアのCO2総排出量は年間約4億トン。ボーウェン氏は昨年、2035年までに排出量を05年比で62─70%削減する目標を新たに掲げた。

CO2を地下空洞に移す従来の炭素回収・貯留(CCS)技術とは異なり、CCUSは炭素を利用した製品を生み出す。

ボーウェン氏は「これにより、(排出企業は)脱炭素化を進めつつ、利益も上げることができるようになる」と述べた。

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