Samuel Shen Eduardo Baptista

[上海/北京 17日 ロイター] - 中国の上海証券取引所は17日、大規模言語モデル(LLM)を手掛けるスタートアップ企業が、ハイテク新興企業向け市場「科創板」で株式を公開しやすくするための新たな規則を公表し、即日施行した。人工知能(AI)産業育成策の一環。

水素エネルギー、バイオメディカル工学、ロボットなど、次期5カ年経済計画で重点産業に挙げられた新興産業や未来産業を手がける企業による上場の支援を「重要な任務」と位置付けた。

研究開発に長期間かつ多額の投資を必要とするLLM企業については、資本市場からの支援が不可欠だとして、科創板の「第5上場基準」を利用する方法を明確化した。第5上場基準は、戦略的に重要な技術を保有しているものの、まだ黒字化していない企業の上場を認める枠組み。

新規則の発表に先立って、中国証券監督管理委員会(CSRC)の呉清主席は17日のイベントで、新たな技術革命と産業高度化の局面を「積極的に受け入れる」と表明。「AIを中心とする新たな技術革命の波は、これまでにない速度で生産活動や人々の日常生活に浸透している」と指摘した。その上で、「世界の主要な資本市場は、技術革新のニーズにより適応し、主導的な地位を確保するため、改革を加速させている」と述べた。

米中対立の主要戦場となっている先端技術分野で優位を確保するため、中国政府は資金をテクノロジー産業へ誘導する取り組みを強化している。

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