Aditi Shah

[ニューデリー 17日 ロイター] - 英高級車ブランドのジャガー・ランド・ローバー(JLR)は17日、中国市場の減速に対応するため米国市場の成長を最優先する方針を発表した。しかし、盛り込まれた収益性改善とコスト削減の計画は投資家の期待に届かず、2026年決算の利益率の見通しがわずか4%にとどまったため親会社タタ・モーターズ(インド)の株価は前日比で一時10%下落した。

JLRは、タタ・モーターズの売上高全体の約8割を占めている。

高級スポーツタイプ多目的車(SUV)「レンジローバー」を手掛けるJLRは、自動車部門全体の不振と足並みをそろえるようにこの1年間難しい経営を迫られた。こうした困難には米国の貿易関税、生産を停止させたサイバー攻撃、米国とイランの戦闘に伴うコスト高やサプライチェーン(供給網)の混乱があった。

JLRの2025年決算の利益率はかつての2桁近い水準から0.7%に落ち込んだ。26年の利益率見通しの4%は実現すれば改善するものの、JLRがこれまで目標としていた10%の利益率からは程遠い水準だ。

JLRは、富裕層が高級車需要を押し上げている米市場に「集中度を極度に高める」として利益率の高い車種を販売し、利益を高められることを期待している。

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