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[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米デリバティブ取引所大手CMEグループは、長年最高経営責任者(CEO)を務めてきたテリー・ダフィー氏が退任して執行会長となり、後任にリン・フィッツパトリック氏が就任すると発表した。就任は来年3月1日付で、同社初の女性CEO誕生となる。

フィッツパトリック氏は2022年に財務副責任者、23年に最高財務責任者(CFO)を経て、24年に社長兼CFOに任命された。CEO就任時に取締役会にも加わる予定で、CMEはフィッツパトリック氏の後任となるCFOの選定を開始すると付け加えた。

1980年にCMEの前身の「シカゴ・マーカンタイル取引所」でトレーダーとして働き始めたダフィー氏は声明で「80年代に初めて立会場に足を踏み入れて以来、強固で透明性が高く、規制された市場は経済や企業、個人の進歩を促進する強い力になると信じてきた」と述べた。

ダフィー氏は、フロア取引中心から電子取引中心への改革を主導。2007年にはシカゴ商品取引所(CBOT)との大型統合を実現させ、その1年後にはニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の買収も断行した。

足元で伝統的なデリバティブ業界は「パーペチュアル先物」として広く知られる無期限先物といった新商品の台頭や、予測市場の爆発的普及に直面している。

パイパー・サンドラーのアナリスト、パトリック・モリー氏は17日の調査ノートで「(CMEの)株価が圧力を受けている。言うまでもないが、無期限先物を巡る現在の状況が取引所の株価を押し下げる中で、リーダーシップ交代のタイミングは理想的ではない。ただこの2つに関連性があるとは全く考えていない」と述べた。

モリー氏は、パーペチュアル先物がほぼ完全に商業的・機関投資家向けのビジネスであるCMEに脅威を与えるとは考えていないとしている。

ダフィー氏は今月初旬の業界会議で、米国の規制当局がパーペチュアル先物取引を承認することでシステムリスクを創出していると警告し、米商品先物取引委員会(CFTC)の新商品承認プロセスを批判した。

またダフィー氏は4日のロイターのインタビューで「(パーペチュアル先物は)個人投資家が参加する市場構造として健全だろうか。私は絶対にそうではないと言いたい。私の見る限り、無責任なことだ」と語った。

一方CMEは予測市場へも進出しており、昨年はスポーツベッティング企業のファンデュエルと提携し、複数の州で予測市場プラットフォームを立ち上げた。

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