Steve Holland Trevor Hunnicutt
[エビアン(フランス) 17日 ロイター] - トランプ米大統領は17日、イランとの戦闘を巡って中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が「中立だった」と評し、「彼らのおかげで状況がずっと良くなったので、感謝をしたい」と述べた。
フランスのエビアンでの主要7カ国首脳会議(G7サミット)の記者会見でトランプ氏は「中国と習氏に感謝したい。彼は完全に中立の立場を貫いてくれ、そのことに感謝している」とし、「プーチン氏にも感謝したい。彼は非常に中立的だった。(介入していれば)私たちにとってはるかに困難なものになっていただろう」と明かした。
トランプ氏の称賛は、イランが事実上封鎖したホルムズ海峡の再開に向けた取り組みを支援してくれなかったとして日本や欧州諸国など米国の同盟国を罵倒したのと対照的だ。
しかし中国は米国のイラン攻撃についてイランの主権に対する露骨な侵害だと非難してきた。事情に詳しい関係者によると、米情報当局は中国がイランに軍事利用の可能性のある物資を供給したと分析している。中国の独立系石油精製業者は米国のイラン制裁に反し、戦闘中にイランの主要顧客となってきた。
それでもトランプ氏は中国について「6隻の駆逐艦を伴って石油タンカーを派遣することもできたはずだ。しかしそうはしなかった。習氏は私を助けてくれた。彼は協力しようとし、おそらく問題の解決に貢献したと思う」と主張した。
米首都ワシントンの駐米中国大使館の報道官は、中国の立場は「一貫している」とし、同国は「戦闘の終結と平和の実現に向けてたゆまぬ努力を続けてきた」とコメントした。
駐米ロシア大使館はコメント要請に直ちには回答しなかった。