[17日 ロイター] - イランは米国との戦闘終結に向けた覚書(MOU)で、核兵器を製造、取得しないと確約するほか、ペルシャ湾およびオマーン湾の海上輸送を米国との戦闘開始前の水準に回復させる措置を取ると確約する。イラン国営通信(IRNA)が17日、報じた。

IRNAは、米政府当局者が覚書の文面を公表した直後に合意の詳細について報道。それによると、イランと米国は共にあらゆる戦線での戦闘を終結させ、海上封鎖を解除する。米国は凍結されているイラン資産へのアクセスを認めるほか、イラン船舶や港湾に対する封鎖の解除を確約する。

以下はイラン国営通信が報じた覚書の要点。両国は19日にスイスで覚書に署名する。

*両国は互いの内政に干渉しないことで合意

*両国は60日以内に最終合意に到達することを目指し交渉を実施

*交渉期間は延長可能

*イランは核兵器を製造・取得しない方針を改めて確認

*両国は備蓄された濃縮ウランの扱いについて相互に合意した仕組みを通して解決することで一致

*濃縮ウランの希釈・処分は、国際原子力機関(IAEA)の監督の下、相互合意に基づき実施

*最終合意に達するまでイランは核開発計画の現状を維持し、米国は新たな対イラン制裁を発動せず、中東地域への追加軍事展開も行わない

*米国は最終合意の枠組みの中で、合意された日程表に従い対イラン制裁を全面的に解除すると確約

*イランはホルムズ海峡の将来的な運営についてオマーンと協議を行う

*米国は署名後直ちにイランに対する海上封鎖の解除に着手し、30日以内に完全解除すると確約

*この期間中、船舶の通航量を戦闘開始前の水準に回復させる

*イランは署名後、ペルシャ湾とオマーン湾間を航行する商船の安全確保に最大限努める

*米国は地域パートナー国と共に、少なくとも3000億ドル規模のイラン経済復興計画の策定を進めると確約

*通航料の免除は60日間の時限措置

*米国は覚書の履行の一環として、イランによる凍結資産へのアクセスを認める

*両国は交渉期間中に凍結資産の段階的な解放に向けた仕組みで合意する

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