レーシック手術を受けた多くの人がそうであるように、レイ・スタンガーさん(43)の一日も、乾燥した目を潤すために目薬をさすことから始まる。だが不運にも、その日課が大惨事を引き起こしてしまった。
事件が起きたのは6月6日の朝。米メリーランド州在住のスタンガーさんは、目が「ひどく乾燥している」のを感じて目を覚ました。「本能的にベッド脇のナイトスタンドにあったボトルを手に取り」頭を後ろに傾けて目を大きく見開いたと、彼女は本誌に語った。
しかし、それは目薬のボトルではなかった。彼女が手にしたのは、数日前に使ってテーブルの上に置き忘れていたネイルグルー(つけ爪用接着剤)だったのだ。スタンガーさんは、ほぼ瞬時に自分の過ちに気づいた。
「入れた瞬間に激しい痛みが走り、目を閉じるとすぐに上下のまぶたがくっついてしまった」とスタンガーさんは振り返る。「必死に目を開けようとしたが、まつげが溶けて絡み合っていくのがわかった。バスルームに駆け込んで目に水を流し、なんとか開けようとしたがびくともしない。まぶたが眼球にそのまま張り付いてしまうのではないかと怖くなった」
スタンガーさんはボーイフレンドと共に地元の救急外来へと急行した。数時間待った後、医師たちが接着剤を剥がれやすくするために目にワセリンを塗ったが、最終的にスタンガーさんは、近くのジョンズ・ホプキンス病院の眼科へと搬送された。同院ではすぐに診察が行われ、まつげに付着した接着剤をふやかすために、20分おきに眼科用の軟膏が塗布された。また、激しい痛みを和らげるためにモルヒネも投与された。
「顔全体、副鼻腔、頭、そして目が痛んだ。これまでの人生で経験したことのないほどの激痛だった」とスタンガーさんは語る。