Luciana Magalhaes
[サンパウロ 16日 ロイター] - 中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)幹部は15日、ロイターに対し、ブラジル国内でバッテリー生産を拡大する方針を示した。ブラジルの送電網を支える電池エネルギー貯蔵システム(BESS)に5億レアル(9800万ドル)を投資する計画も明らかにした。
BYDブラジルのシニア・バイス・プレジデント、アレシャンドレ・バルディ氏はバッテリー生産の拡大について、2027年初めまでにブラジル製車両の現地調達比率を50%に高めるという、幅広い計画の一環だと説明。「真のブラジルメーカーになるため、現地化を進めている。バッテリーもまた重要な部品だ」と語った。
BYDはブラジル政府の要件を満たし税負担を軽減するため、バイーア州の工場で現地調達を強化。同社はすでにブラジルで自動車販売台数トップ5社に入っているが、30年までに首位となることを目指している。
BESSについては、ブラジルが12月に予定する初の産業用蓄電池の入札を前に、投資の準備を進めている。ブラジルの送電網はピーク時に発電量を吸収し切れず、太陽光・風力発電事業者が危機に直面。BYDが計画するBESSのような蓄電システムは危機解消の鍵を握るとみられている。