Gilles Guillaume Florence Loeve
[パリ 16日 ロイター] - フランスの自動車大手ルノーは16日、防衛大手タレスと共同で軍用無人機(ドローン)を生産すると発表した。ルノーは防衛産業への進出を一段と進める。
ルノー工場の1つで、タレスが開発した遠隔操作型の徘徊型弾薬(自爆ドローン)「トゥタティス」を生産する。2027年にも月産1000機の体制を立ち上げる計画で、主な販売先は海外市場を想定している。
今回の提携は、パリ近郊で開催中の防衛見本市「ユーロサトリ」で発表された。ルノーとタレスは既に軍用車両の開発で連携しており、防衛分野での協力は今回が2件目。両社はこの提携によってフランスの戦略分野における生産能力が大幅に拡大すると強調した。
標的の上空でホバリングし、タイミングを見計らって攻撃を仕掛ける弾薬兵器は、ウクライナ戦争で重要な役割を果たしている。
現在タレスによるトゥタティスの生産能力は年間約100機。しかしルノーとの提携により生産方式を3Dプリンターからプラスチック射出成形へ切り替えることで、生産台数を大幅に拡大する。また大量生産に対応できるように機体設計も見直すほか、パーツなどの数を40%削減することでコスト低減を図るという。