Michel Rose
[エビアン(フランス) 16日 ロイター] - 主要7カ国(G7)の首脳が、米アンソロピックが開発する最先端AI(人工知能)モデルなどについて、一定数の「信頼できるパートナー」がアクセスすることを可能にする措置を巡り協議したことが分かった。外交筋3人が16日明らかにした。米国人以外による利用への制限を回避する道が開かれる可能性がある。
トランプ政権がアンソロピックの最先端AIモデル「ミュトス」と「フェイブル」について、米国人以外によるアクセスを禁止したことを受け、各国の首脳は、禁止措置の免除の獲得に向けた構想を模索している。
外交筋によると、仏エビアンで開催されているG7首脳会議の夕食会の合間に、複数の代表団がラトニック米商務長官らとこの構想について協議した。「信頼できるパートナー」は、国もしくは企業の可能性があるという。
最先端AIモデルへの幅広いアクセスを認める合意が成立すれば、G7各国は中国などの競合国に対するより強固なサイバーセキュリティー防御を構築するために、これらのモデルを活用できるようになる。
米ホワイトハウス当局者は声明で、「同盟国との開かれた連絡経路を維持しており、アンソロピックのモデルを巡る国家安全保障上の懸念への対応に引き続き取り組んでいる」と述べた。
高度なモデルを開発しているアンソロピック、オープンAI、グーグルのAI幹部は、規制やAIインフラ、ネットワークを含むテクノロジー問題について協議するため、いずれも17日のワーキングランチに出席する見通しだとロイターはこれまでに報じている。
アンソロピックの広報担当者は、コメント要請に直ちには応じなかった。