[ロンドン/マドリード 16日 ロイター] - 欧州銀行監督機構(EBA)は16日、銀行部門の強靱(きょうじん)性を弱めることなく自己資本の枠組みを簡素化する「的を絞った」「バランスの取れた」提案を示した。
世界の規制当局は競争力と経済成長を支えるため、銀行の負担軽減を検討している。欧州連合(EU)では、すでに欧州中央銀行(ECB)が全体的な自己資本要件を緩和せずにルールを合理化する案を提示している。
EBAは報告書で、一部バッファー(緩衝資本)の統合やレバレッジ比率要件の合理化など、自己資本の枠組みに対する限定的な変更の選択肢を示した。
欧州委は7月に銀行の競争力に関する評価を公表する予定で、EBAの取り組みが考慮されるとみられる。規制の改定は法的精査を必要とし、施行には数年かかる。
フランスとドイツはEUに対し、EUの規制を明快にし、企業の負担を軽減するための「金融サービス簡素化パッケージ」を提示するよう求めている。
欧州銀行連盟(EBF)は先週、欧州は年間1兆4000億ユーロ(1兆6200億ドル)もの投資不足に直面していると指摘し、成長支援に向けた銀行与信の促進へ銀行規制の簡素化を求めた。