Atsuko Aoyama
[東京 16日 ロイター] -
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 160.27/160.32 1.1575/1.1576 185.55/185.56
午前9時現在 160.23/160.27 1.1590/1.1592 185.74/185.75
NY午後5時 160.33/160.35 1.1589/1.1592 185.82/185.85
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤に比べてほぼ横ばいの160円前半で推移している。日銀の金融政策会合での決定を前に円高方向のサプライズへの期待が先行してやや軟化していたが、決定公表後は円売りが優勢となった。日銀は市場の大方の予想通り利上げを決定。物価高抑制へ向けた日銀のスタンスの「物足りなさ」が円売りの反応につながったとの指摘も聞かれた。
ドルは朝からドル売り/円買いが先行し、日銀の発表直前に160円ちょうど付近まで軟化。日銀の決定が発表されるとドル買い/円売りが強まり、朝方の水準まで切り返した。その後はもみ合いとなっている。
日銀の利上げは織り込み済みで、日銀の声明文にも「円高材料はない」(あおぞら銀行の諸我晃チーフ・マーケット・ストラテジスト)として、一部審議委員による50ベーシスポイントの大幅利上げ主張といったサプライズを見込んだポジションの手じまいが円売りの背景との見方が聞かれた。
三菱UFJ銀行の井野鉄兵チーフアナリストは日銀の決定について、浅田統一郎委員による利上げ反対票を含め、おおむね想定通りだと指摘。ただ、次の利上げのタイミングやどの程度まで政策金利を引き上げる意向なのかなどの示唆はなく、「インフレ退治の観点からの物足りなさ」が市場の円売り反応につながったとの見方を示す。
内田真一副総裁の会見を巡って、井野氏はビハインド・ザ・カーブのリスクをどう考え抑制するのか、あるいは抑制する必要性について「もう少し強く打ち出すことは可能」だとして、そうしたコミュニケーションを取るかが注目だと話している。