David Brunnstrom

[15日 ロイター] - 次期国連事務総長候補である南米エクアドル出身の女性マリア・フェルナンダ・エスピノサ元国連総会議長は15日、国連は依然として重要な役割を担っていると強調しつつも、責任ある形で縮小する必要があると述べた。

次期事務総長を選出する投票は年内に予定されている。これまでに女性は事務総長に選出されていない。エスピノサ氏は記者団に対し、国連は発足から80年を経た今、事務総長に女性が選出されるべき時期が到来したとしつつ「女性なら誰でも良いというわけではなく、適任の女性、国連の指導者にふさわしい女性」が選ばれるべきだとの考えを示した。

今年末で任期を終えるグテレス事務総長の後任選びにはエスピノサ氏ら6人が立候補している。エスピノサ氏はエクアドルの外相や国防相を歴任し、2018―19年には国連総会議長を務めた。

グテレス氏の後任は、威信が低下しつつある危機的状況の国連に新たな活力を与える難題を抱えることになる。

エスピノサ氏は自身の立候補に関する公聴会で「私はこの先の厳しい状況について幻想は抱いていない。それでも楽観的な姿勢は崩していない」と述べた。

他の候補者と同様、エスピノサ氏は国連を改革する取り組みを続けると表明した一方、第二次世界大戦後に発足した国連の必要性は今も「否定できない」ことに変わりはないと主張した。

同氏は「あまりにも頻繁に国連は行動を逃し、傍観する立場に追いやられている。あまりにも頻繁に国連は行動が遅く、分断され、押さえ込まれている。国連は信頼を再構築するとともに、真の改革を実行できることを、言うだけでなく、示す必要がある」と訴えた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。