[北京 12日 ロイター] - 中国外務省は12日、ミャンマー情勢を専門とするシンクタンクを率いる米国籍のミンジン氏の逮捕を確認した。スパイ活動および中国の国家安全に危害を加えた疑いがあるとしている。
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、同氏が先週、雲南省昆明で消息を絶ったと報じていた。
中国外務省の林剣報道官は定例会見で、「ミンジン氏はスパイ活動に従事し、中国の国家安全に危害を加えた疑いで、法に基づき関係当局によって刑事拘留されていると承知している」と述べ、逮捕について広州市にある米国総領事館に通知したと説明した。
関係者は同氏が約2週間前に昆明の空港で逮捕されたと述べた。
ミンジン氏は、ミャンマーで1988年に起きた民主化運動に参加した元学生活動家で、カリフォルニア大学バークレー校で政治学を学んだ。シンクタンク「戦略政策研究所(ISP)ミャンマー」の設立を支援し、エグゼクティブディレクターを務める。
ISPミャンマーは、ミャンマー国軍と民主派武装勢力や既存の少数民族武装勢力との紛争を綿密に追跡している。最近、国軍主導の選挙を経てミン・アウン・フライン氏が大統領に就任した後の政情や低迷する経済に焦点を当てた報告書を出している。
中国はミャンマーの新政権を公に支持している。