[東京 12日 ロイター] - 旅行大手のエイチ・アイ・エスは12日、2026年10月期の連結純損益予想を従来の90億円の黒字から10億円の赤字に下方修正した。海外子会社でリース解約損失を計上するほか、中東情勢の緊迫長期化と燃油サーチャージの高騰による新規予約の鈍化が重なり利益を圧迫したことが影響する。

営業利益予想は従来の140億円から120億円に、売上高予想は4200億円から3950億円にそれぞれ引き下げた。第3・四半期には、グアム子会社が賃借する土地の購入に伴いリース解約で約60億円を特別損失に計上する見込み。

同時に発表した中間期(25年11月─26年4月)の連結純利益は前年比21.0%減の30億円だった。旅行事業では、中東情勢の悪化による中東乗り継ぎ便利用ツアーの催行中止や燃油サーチャージ引き上げ前の駆け込み需要が一巡した後の予約鈍化で、欧州・中近東・アフリカ方面の収益が下振れた。一方、ホテル事業は好調を維持した。

同日、本社社屋として使用していた東京・虎ノ門のビルの専有部分を森トラストに325億円で譲渡することも決議した。有利子負債の返済と持続的成長に向けた投資資金の確保が目的で、今期業績への影響は軽微としている。

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