[セバストポリ/エフパトリヤ(クリミア) 11日 ロイター] - ロシアが実効支配するクリミア半島の給油所で11日、ガソリンが品切れとなった。現地のロイターの記者が確認した。背景にはウクライナによる同半島への補給路を標的とした攻撃の激化がある。

ロイターの記者によると、クリミア半島最大の都市セバストポリでは給油所の大半で燃料が不足しており、数週間前に導入された配給制度を維持することすら困難な状況となっている。

別の記者は、リゾート地エフパトリヤで唯一営業している給油所の外に長い列ができていたと述べた。

ロイターがまとめたデータによると、ロシア国内の13地域で燃料不足が報告されている。公式に不足を認めたのはクリミアとシベリアの2地域を合わせた3地域だけで、他の大半の地域は状況は管理下にあり、一部の混乱は買いだめが原因だとしている。ロシア政府は燃料供給に問題はないとしている。

ノバク副首相は政府の会合で、燃料の流通や国内需要への対応で困難が生じるのを防ぐため、予測システムを構築するよう指示したと明らかにした。

声明によると、同氏は「地域レベルで燃料市場の動向に関する予測モデルを作成し、想定されるあらゆるパラメーターを最も詳細に分類するよう指示した」という。同システムがボトルネックを特定し、予防措置を講じるのに役立つとしている。

セバストポリの市長は、夜間にウクライナのドローン(無人機)33機を撃墜したとし、軽微な被害が生じたと明らかにした。クリミアの北に隣接するヘルソン州のロシア支配地域の当局者は、ウクライナが州内の橋を攻撃し、一部に被害が出たと述べた。

ウクライナ軍司令官は11日、同国メディアに対し、クリミアとヘルソン州を結ぶチョンハル橋を攻撃し、「深刻な」被害を与えて通行を停止させたと述べた。また、クリミアと本土を結ぶ唯一の陸路となる狭い地峡上にあるアルミャンスクの町を攻撃し、燃料や弾薬を運ぶトラックを破壊したと述べた。

当局によると、ウクライナは夜間にロシア南部も攻撃し、アフィプスキー製油所では火災が発生したが、その後鎮火した。

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