Yoshifumi Takemoto
[東京 12日 ロイター] - 高市早苗首相は11日に開かれた中東情勢関係閣僚会議で、原油の代替調達について、米国産原油などホルムズ海峡を経由しない原油の割合が7月に前年平月比で10割となるめどがついたと発言、原油備蓄の取り崩しが不要になるとの見通しを示した。
8月以降については、首相はXへの投稿で、代替調達が前年平月比75%の水準にとどまると保守的に仮定しても、備蓄を活用することで2028年3月末まで石油の安定供給が可能になるとの見通しを示した。従来の想定から「1年程度延びた」とした。
代替調達先については、米国や中央アジア、アフリカ、カナダなどに加え、7月にはメキシコから初めて原油が届く予定だと明らかにした。
経産省の資料によると、ホルムズ海峡の事実上の封鎖により日本の原油輸入量は4月には需要の25%にとどまり、備蓄原油の取り崩しで需要を賄った。その後、米国などからの輸入拡大により、原油輸入量は5月は需要の約65%、6月は同8割水準まで回復する見通しとしている。