Kentaro Sugiyama

[東京 11日 ロイター] -

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 160.54/160.55 1.1546/1.1548 185.38/185.39

午前9時現在 160.53/160.54 1.1535/1.1536 185.17/185.18

NY午後5時 160.55/160.57 1.1534/1.1537 185.20/185.22

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤とほぼ同水準の160円半ばで推移している。各国中央銀行の金融政策イベントを前に積極的な取引は手控えられ、朝方から狭い範囲内で小動きが続いた。4月30日の為替介入前の高値160.72円が近づく中、上値を追いかける動きも抑制されている。

東京時間のドルは、朝方から160.50円台で推移していたが、午前10時過ぎに160.43円まで下落した。米軍がイランに対する追加の攻撃を完了したと発表したことが材料視された。ただ、市場では再度の攻撃もあり得るとの見方もあり、10銭ほど下振れただけで下げは深まらなかった。

需給面では、イーロン・マスク氏が率いる宇宙企業スペースXの新規株式公開(IPO)を巡るドル需要観測も意識されているといい、正午付近にかけて朝方の水準を回復。午後は目新しい材料が見当たらない中、160円半ばで膠着した。結局、東京時間の値幅は上下13銭程度にとどまった。

日銀は10日夕、植田和男総裁が入院のため、15─16日に行う決定会合を欠席すると発表した。同会合では賛成多数で追加利上げが決定されるとの見方が広まっている。一方、会合後の会見は内田真一副総裁が代行する予定で、そのコミュニケーションに関心が集まっている。

JPモルガン証券の藤田亜矢子チーフエコノミストは「内田副総裁は現メンバーの中では比較的ハト派とみられているが、今回はあくまで一時的な代行であることから、自身の見解を強く押し出すインセンティブは小さいだろう」と指摘。その上で「学者出身の植田総裁が比較的理論的な説明を好んできたのに対し、内田副総裁はより実務的な観点から受け答えする可能性がある。こうした特徴が表れるなら、今回の記者会見は日銀内部の議論を垣間見る貴重な機会になり得る」と語った。

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