[モスクワ 9日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は9日、トランプ米大統領とプーチン大統領の電話会談を行う予定は現時点ではないとし、米交渉担当者のウィットコフ中東担当特使とトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏はロシア・ウクライナ双方と接触を続けていると明らかにした。

ウィットコフ氏とクシュナー氏によるロシアとウクライナの交渉仲介は、米国がイランへの軍事行動を開始して以降、停滞している。

ペスコフ氏は「ウクライナを巡る仲介プロセスは現在停止している。だが米国の交渉担当者は接触を維持しており、既存のチャンネルを通じてロシアとウクライナとの協議も継続している。両氏が訪問する日程は決まっていないが、ロシア側はいつでも歓迎する」と述べた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ウィットコフ氏とクシュナー氏と電話会談を行ったとし、協議は前向きでロシアとの戦争終結に向けて外交努力を進める用意が示されたと述べた。

ペスコフ氏は、この電話会談について米国側から大統領府に説明はなかったと述べた。

欧州による仲介の可能性についての質問にペスコフ氏は、現時点で関与は「受け入れ難い」と指摘。ロシアに一定の条件を突き付ける形で仲介を始めるのは誤っているとした上で、「欧州は和平協議よりも戦争継続に注力する傾向がはるかに強い」と述べた。

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