[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は8日、米国のジェット燃料生産量が過去最高水準に達した可能性が高いとの見方を示した。イランによるホルムズ海峡の事実上の封鎖を受け、3月に価格が倍増したことが背景。
EIAによると、これまでホルムズ海峡経由で中東から大量のジェット燃料を輸入してきた欧州とアジアで特に供給懸念が強く、米国の増産分の多くは輸出に回されている。米国内のジェット燃料在庫は平均を上回る水準を維持しており、輸出余力を押し上げているという。
EIAによれば、米国とイスラエルが2月28日にイラン攻撃を開始して以降、米国のジェット燃料生産は増加しており、5月1日までの週の4週間移動平均は初めて日量200万バレルを上回り、過去最高を記録した。
米メキシコ湾岸地域のジェット燃料スポット価格は3月から5月にかけて1ガロン当たり平均3.91ドルと、年初の約2倍となった。
EIAによると、米税関・国境取締局(CBP)のデータに基づく週次推計では、米国のジェット燃料輸出は4月と5月に過去最高に達した。
5月29日時点の国内ジェット燃料在庫は4500万バレルで、過去5年間の平均を7%上回った。