Jihoon Lee
[ソウル 8日 ロイター] - 8日のソウル株式市場で総合株価指数(KOSPI)が一時9%近く急落し、サーキットブレーカーが発動された。堅調な米雇用統計を受けて米連邦準備理事会(FRB)が年内に利上げするとの観測が強まり、人工知能(AI)相場をけん引してきたソウル株への売りが膨らんだ。
KOSPIは取引序盤に一時8.8%下落。半導体大手のサムスン電子とSKハイニックスがそろって10%超下落した。
午前9時3分(日本時間同)にサーキットブレーカーが発動され、取引は20分間停止された。サーキットブレーカーによる取引停止は約3カ月ぶり。今年に入って3回目で、過去通算では9回目。
サーキットブレーカー解除直後には別の取引制限措置「サイドカー」も発動され、0039GMT(日本時間午前9時39分)時点でKOSPIの下げ幅は4.6%に縮小した。
先週末5日の米国株式市場では、堅調な雇用統計を受けて追加利下げへの期待がほぼ消滅し、ナスダック総合指数が4.2%下落。フィラデルフィア半導体株指数は10%急落し、iシェアーズMSCI韓国ETFも14%下げていた。
キウム・セキュリティーズのアナリスト、ハン・ジヨン氏は「米雇用統計のサプライズが債券利回りの上昇を引き起こし、半導体株急騰による圧力蓄積で過熱した相場に調整の口実を与えた」と指摘。「ボラティリティーの上昇は避けられないが、最近の調整でKOSPIのバリュエーションに対する圧力が低下し、半導体株の業績モメンタムも依然堅調であることを踏まえると、下落が数日間続く可能性は低い」と述べた。