Takahiko Wada
[東京 26日 ロイター] - 日銀が26日に発表した4月の消費者物価のコア指標によれば、価格の変動が大きい生鮮食品に加え、ガソリンの暫定税率廃止や補助金、政府の電気・ガスの負担軽減措置といった「特殊要因」を除いた消費者物価指数(特殊要因を除くコアCPI)は前年比2.8%上昇で、3月の2.5%上昇より伸び率が拡大した。2%以上の伸び率は19カ月連続。
総務省が22日に発表した4月の全国コアCPIは1.4%上昇で、2022年3月以来の低い伸びだったが、さまざまな政策の影響を除くと伸び率は2倍になった。中東情勢緊迫化の影響が物価に本格的に波及するのはこれからだが、物価の基調はすでに強い状況が続いている。
生鮮食品・エネルギー・特殊要因を除くCPI(特殊要因を除くコアコアCPI)は2.2%上昇で、前月の2.6%上昇を下回った。食料・エネルギー・特殊要因を除くCPIは1.4%上昇で、こちらも前月の1.7%上昇を下回った。
日銀は3月から消費者物価のコア指標を拡充して公表している。
拡充する前から発表されてきた基調的なインフレ指標は、制度要因の影響を大きく受けて引き続き2%を大きく下回っている。
上昇率分布で上下10%を機械的に除いた「刈込平均値」は1.5%上昇。品目のウエートを加味した際の分布で中央の値である「加重中央値」は0.6%上昇となり、22年9月以来の低い伸び。最も頻度の多い上昇率である「最頻値」は1.0%上昇でこちらも22年9月以来の低い伸びとなった。
4月の上昇品目の比率は73.0%で、前月の73.9%を下回った。下落品目の比率は22.2%で、前月の21.3%を上回った。
一連の指標は日銀が総務省発表の全国CPIを基に算出している。