[ロンドン 19日 ロイター] - アレクサンダー英運輸相は19日、次世代高速鉄道「ハイスピード2(HS2)」の費用が最大1030億ポンド(1380億ドル)に達する可能性があると述べた。難航している同事業の費用超過が新たに明らかになった。

HS2は当初、輸送能力を増強し、広範な高速鉄道網を持つ他の欧州諸国に追いつくことを目的として設計された。しかし、予算膨張と事業遅延で歴代政権が新路線の長さを大幅に縮小せざるを得なくなり、事業全体が危ぶまれる事態となっている。

アレクサンダー氏は、新たな分析の結果、今中止しても継続してもかかる費用は同規模と分かったと説明。ロンドン中心部とバーミンガムを結ぶ路線の費用は現在877億─1027億ポンドと見積もられ、運行開始は当初予定より10年以上遅れて2036─39年になると見通した。

さらに「納税者、乗客、沿線の地域社会はHS2の長年にわたるずさんな管理に失望してきた」とし、先にロンドンのエリザベス線を実現させた実績を持つ新経営陣に自信を持っていると述べた。

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