[東京 20日 ロイター] - 木原稔官房長官は20日午前の会見で、ベセント米財務長官による日銀の植田和男総裁と金融政策についての発言を受け、「金融政策の具体的な手法は日銀に委ねられるべき」との従来の見解を繰り返した。

ベセント長官は19日、ロイターの単独インタビューで「植田氏は優れた中央銀行総裁だ。必要なことを行う余地が与えられれば、優れた金融政策を実現すると確信している」と述べた。この発言については、米政府が日銀による利上げを望んでいる可能性が示唆されたとの見方が出ている。

木原官房長官は6月の日銀金融政策決定会合を控え、政府として「日銀には引き続き政府と密接に連携を図り、経済・物価・金融情勢を踏まえつつ、コストプッシュではなく賃金上昇も伴った2%の物価安定目標の持続的・安定的な実現に適切な政策運営を行うことを期待している」と述べた。

ベセント長官が今月来日し、片山さつき財務相、高市早苗首相と面会した際に、日銀に利上げを求める発言はあったかとの質問に対し「具体的な内容については外交上のやり取りそのものであり、コメントは差し控える」とだけ答えた。

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