Philip Blenkinsop
[ブリュッセル 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)は20日、昨年7月に米国と合意した貿易協定の重要な柱である米国製品への関税撤廃に関する法案で暫定合意に達した。これを受け、EU製品に対する米国の関税引き上げは回避される見通しだ。
協定では、EUが米国の工業製品に対する関税を撤廃し、米国産農水産物に特恵的な市場アクセスを認める一方、米国は大部分のEU産品に対する関税を15%とすることで合意していた。
欧州議会とEU理事会は今回、法案の内容で合意。トランプ米大統領が合意を反故にした場合の安全策を盛り込みつつ、EU側の関税引き下げ発効に道筋をつけた。
トランプ氏は今月初め、EUが米国との貿易協定を順守していないとして、EUから輸入する自動車に対する関税を25%に引き上げると警告。その後、7月4日まで猶予を与えるとしていた。
EUはこの期限までに法案を成立させる必要があり、欧州議会での最終採決は6月中旬に行われる見通しだ。