[20日 ロイター] - ロシアのガルージン外務次官は現地紙イズベスチヤが20日に掲載したインタビューで、米国や欧州連合(EU)が中央アジアでレアアース(希土類)や重要鉱物の確保に向けた取り組みを進めていることを懸念していると述べた。

主要7カ国(G7)諸国はレアアースのサプライチェーン(供給網)における中国への依存を減らすため、代替市場や支援策の模索を進めている。

ロシアはカザフスタンやキルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンなど資源が豊富な中央アジア諸国を自国の利益圏と見なしている。同時に、中国も同地域への関心を強めている。

ガルージン氏は「米国が重要鉱物やレアアースに関する合意を強引に推し進めていることに懸念を抱いている」とし、「単なる経済競争の問題ではなく、ロシアを排除し、わが国の国境のすぐ近くに西側諸国が支配するインフラを構築しようとする試みだ」と述べた。

トランプ米大統領は昨年11月、ホワイトハウスに中央アジア5カ国の首脳を招いた際、重要鉱物を最優先課題と位置づけ、新たな国際協定を通じて米国のサプライチェーンを拡大・確保するための政権の取り組みを強調した。

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