Nate Raymond
[19日 ロイター] - 米商品先物取引委員会(CFTC)は19日、ミネソタ州で成立した予測市場を禁止する法律について、差し止めを求めて提訴した。
ミネソタ州のウォルツ知事(民主党)は前日の18日、州内での予測市場の運営や主催、推進を犯罪とする法律に署名し、8月1日に施行される運びとなった。予測市場を法律で禁じる州は全米で初めて。
予測市場はスポーツや選挙といったイベントの結果を予想して儲ける市場で、数十億ドル規模の産業に発展。指定契約市場のカルシやポリマーケットなどが運営している。
複数の州は同市場について、21歳未満の若者の賭博を可能にする違法で無許可の賭けだと主張しており、カルシなどは法廷で争っている。
トランプ政権下のCFTCは、予測市場の取引はデリバティブの一種であるスワップ契約に相当し、CFTCの管轄範囲だとして業者側の意見に与している。
CFTCは19日に起こした訴訟で、ミネソタ州の新法は連邦政府が管轄するデリバティブ市場を州レベルで犯罪化するものであり、違憲だと訴えた。
同州のエリソン司法長官は声明で、予測市場は中毒性を持たせる設計で、特に若者や低所得層を狙い撃ちにし、「超富裕層をますます富ませ、その他の人々を貧しくする」と指摘。訴訟については法廷で対応すると述べた。