WHOの見解は?
アフリカ疾病予防管理センター(アフリカCDC)によると、感染拡大はイトゥリ州で始まった。
アフリカ大陸の最高保健機関である同センターは、この地域では多くの人々が国境を越えていると指摘。エボラ出血熱のさらなる拡大を防ぐために「大陸規模で協調した行動が急務だ」と述べた。
エボラ出血熱は複数のウイルス群によって引き起こされる。その一つが、最近コンゴ民主共和国で検出されたブンディブギョウイルスだ。
エボラ出血熱は、マラリアや腸チフス、その他の病気の患者に見られる症状と似た症状が多いため、診断が難しいことが多い。他にも、スーダンウイルスと呼ばれるウイルス株も存在する。
WHOは、今回の流行は「パンデミック緊急事態」と定義される基準には達していないと述べた。
「パンデミック緊急事態」とは2024年、新型コロナウイルス感染症のパンデミック後に作られた分類。国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態がパンデミックへと拡大する恐れがある場合に、国際当局がより迅速に対応できるようにするために新設された。
ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策調整官を務めたアシシュ・ジャーは、WHOによる「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言は非常にまれで、今回を含めても過去9回しかないと述べた。
「実際の流行は報告されているよりはるかに大きい可能性が高い」
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