Svea Herbst-Bayliss
[ニューヨーク 15日 ロイター] - かつては雄弁なアクティビスト(物言う株主)として知られ、ウォール街で株式銘柄を選択し、最も動向が注目される2人の富豪は今年、対照的な投資方針を採用した。ビル・アックマン氏がマイクロソフトを当て込んでグーグルの親会社アルファベットから手を引いた一方で、ダニエル・ローブ氏はその正反対の行動に出た。
アックマン氏はX(旧ツイッター)の投稿で、自身の率いるパーシング・スクエアが2月の株価下落時にマイクロソフトの新たなポジションを構築し始めたと明らかにした。アックマン氏は投資家がマイクロソフトの「マイクロソフト365オフィススイート」や人工知能(AI)に対する投資を十分に評価していないと述べた。
これに対して、ローブ氏が率いるヘッジファンドのサード・ポイントは、最新の規制当局に提出した最新の書類によると、第1・四半期中にマイクロソフトの株式92万5000株を売却し、2022年後半から保有していたポジションを清算した。
アックマン氏とローブ氏はかつて企業に部門の売却から最高経営責任者(CEO)の解任までさまざまな提案をして業績向上を迫った。
両氏はともにここ数年はそれまでよりも穏やかな態度を取っており、公の場でメディアの見出しになるような争いをせず、代わりに銘柄を選定して、その成長とともに利益を得る手法を採用している。
規制当局に対する提出書類によると、ローブ氏のサード・ポイントは第1・四半期にアルファベットの株式17万5000株を購入し、アックマン氏はアルファベット株のポジションの大半を売却した。ある情報筋によると、アックマン氏は第2・四半期に残りのアルファベット株を処分したという。
パーシング・スクエアとサード・ポイントの両社はまた第1・四半期に、メタ・プラットフォームズのポジションを新たに設けた。ロイターは今年2月、アックマン氏が顧客に対してメタがAIから利益を得るだろうと語った際に、このポジションについて最初に報じていた。