Rajendra Jadhav Aditya Kalra Mayank Bhardwaj

[ニューデリー 13日 ロイター] - インドは金と銀の輸入関税を6%から15%に引き上げた。13日付の政府命令で分かった。貴金属の海外からの購入を抑制し、外貨準備への圧力を緩和する取り組みの一環。

関税引き上げにより世界第2位の貴金属消費国であるインドの需要が減退する可能性がある一方、貿易赤字の縮小やアジアで最もパフォーマンスが低い通貨の一つであるルピーの下支えにつながるとみられる。

ただ、業界関係者は、輸入関税の引き上げにより密輸が再び活発化する恐れがあると警告した。密輸は2024年半ばにインドが関税を引き下げた後、沈静化していた。

インド政府は金と銀の輸入に対し、基本関税10%と農業インフラ・開発目的税(AIDC)5%を課した。これにより実効輸入関税率は従来の6%から15%となった。

モディ首相は10日、外貨準備を守るため国民に対し1年間は金の購入を控えるよう呼びかけた。インドは金の消費のほぼ全量を輸入に頼っている。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。