Dmitry Antonov Gram Slattery
[モスクワ 12日 ロイター] - ロシア大統領府は12日、ウクライナでの戦争が終結に近づいているというプーチン大統領の主張を繰り返した。トランプ米大統領も、戦争が「終結間近」にあると述べたが、ウクライナのゼレンスキー大統領はこうした見解に同意せず、ロシアには戦争を終わらせる意図がないと指摘した。
プーチン氏は9日、記者団に対し、ウクライナとの戦争について「終わりに近づいていると思う」と語った。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は12日、プーチン氏の発言についてコメントを求められ、戦争の収束に向けてウクライナと米国を交えた3者間の作業が一定程度進められてきたと指摘。「こうした和平プロセスにおける積み重ねられてきた土台により、終結が確かに近づいていると言える」と語った。ただ、現時点で具体的な詳細を示すのは難しいとも述べた。
トランプ氏も12日、中国への国賓訪問に出発する前に記者団に対し、ウクライナにおける紛争が「終結間近」で、ロシア・ウクライナ間で和解が成立すると確信していると述べたが、詳細には言及しなかった。
ゼレンスキー氏はこうした楽観論には同調していない。同氏は11日、「ロシアに戦争を終結させる意図はない。残念ながら、われわれは新たな攻撃に備えている」と述べた。
ペスコフ氏は、米国のさらなる仲介努力を歓迎するとし、和平プロセスが最終決定され次第、プーチン氏はゼレンスキー氏と直接会談する用意があると述べた。
「(紛争に)終止符を打つための最終的な詰めには、なお多くの準備作業が必要だ」とした上で、ゼレンスキー氏が「必要な決断を下す」ことができれば、紛争はすぐにでも終結し得るとの認識を示した。