Inti Landauro Foo Yun Chee

[ブリュッセル 12日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は12日、TikTok(ティックトック)や 米メタ・プラットフォームズが運営する「インスタグラム」「フェイスブック」、Xなど交流サイト(SNS)の「依存性のある設計」から子どもを守る規制を強化する方針を示した。また、若者のSNS利用に年齢制限を設ける可能性にも言及した。

欧州ではSNSへの姿勢が厳しさを増しており、ノルウェーやフランス、トルコ、英国などが10代のSNS利用を禁止・制限する法整備を議論または進めている。先行する豪州の動きが各国の参考になっている。

コペンハーゲンでの演説で、フォンデアライエン氏は、SNSへの接触が子どもや若者にもたらす多くの害は偶然ではなく、「子どもの注意を商品として扱うビジネスモデルの結果だ」と指摘。「睡眠障害、うつ、不安、自傷行為、依存的行動、ネットいじめ、グルーミング(性的目的の接近)、搾取、自殺などのリスクは急速に増大している」と警告した。

「われわれはTikTokの依存性のある設計、無限スクロール、自動再生、プッシュ通知に対して措置を講じている」とし「メタについても同様だ。インスタグラムとフェイスブックは自ら定めた13歳という最低年齢を順守していないとみている」と説明した。

ユーザーの注意を奪い続ける仕組みや分かりにくい契約、解約しにくいサブスクリプションなど、「依存性があり有害な設計手法」を年内に規制の対象にすると述べた。

また、一定の年齢に満たない若者によるSNSへのアクセスを禁じる厳格なルールを支持するとした。

欧州委は年内に提案予定の「デジタル公正法」(DFA)で「依存性があり有害な設計手法」を規制の対象にするとした。専門家パネルが対応策について助言を準備しているという。

フォンデアライエン氏によると、新たな規制はEUの「デジタルサービス法」(DSA)を強化・拡大するものとなる。DSAは大規模プラットフォームに違法・有害コンテンツへの対応強化を求めている。

TikTok、メタ、Xの広報担当者はコメント要請に直ちに回答しなかった。

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