Alex Lawler
[ロンドン 11日 ロイター] - ロイターの調査によると、石油輸出国機構(OPEC)の4月の原油生産量は前月比で日量83万バレル減の日量2004万バレルだった。加盟国変更の影響を除けば、2000年以降では最低水準となった。米イスラエルとイランの交戦によりホルムズ海峡が事実上封鎖されたことが響いた。輸出寸断によりクウェートが最大の減少幅を記録し、サウジアラビアとイラクも減少した。
20年に新型コロナウイルス禍で需要が急減した際の生産量と比べても、大幅に下回った。今年3月分は、サウジアラビア分の推計変更で、日量70万バレル下方修正された。4月に湾岸加盟国で生産を増やしたのは、アラブ首長国連邦(UAE)だけだった。
ロイターがLSEGのデータやケプラー、石油企業関係者、OPEC、コンサルティング企業などの提供情報に基づき算出した。今月1日付でOPECを脱退したUAEのほか、ベネズエラとリビアも生産量を増やした。
OPECとロシアなど非加盟産油国で構成するOPECプラスの加盟8カ国は、4月から生産量の引き上げを再開することで合意していたが、2月末に始まったイラン交戦と海峡封鎖が、実現への壁となっている。サウジとUAEはホルムズ海峡を通らない輸出ルートを確保しており、タンカーデータによると、UAEは4月の輸出量も増加した。