Atsuko Aoyama
[東京 1日 ロイター] - 午前のドルは157円前半で上昇が一服している。為替介入による相場下落を受けて実需のドル買いが集まったとみられるものの、買いが一巡するともみ合いとなった。追加の介入には警戒感もみられ、上値は重く推移した。
ドルは朝方の156円後半から徐々に水準を切り上げ、仲値公示に向けて157円前半に上昇。前日はドルが5円以上下落し、「実需を含め、連休前の良い買い場となったのではないか」(三菱UFJ信託銀行の酒井基成・資金為替部マーケット営業課課長)との声も聞かれた。
介入後の安値である155円半ばからは1.5円ほど切り返した水準でもあり、「これより上は2回目の介入を警戒する必要」(FX会社の為替ディーラー)があるとの声が聞かれた。為替介入では2022年と24年のように2営業日連続の発動となったケースもある。
三村淳財務官は1日、前日に政府・日銀が為替介入を実施したとの観測が出ていることに対し「コメントするつもりはない」と述べた。その上で、外為市場で投機的な動きが続いているとの見方に変わりはないとし「大型連休はまだまだ序盤だと認識していただくよう申し上げておく」と語った。
当面は警戒が続くとみられるが、「これでトレンドが転換するというわけではない」(三菱UFJ信託銀の酒井氏)として、介入効果の持続性を疑問視する声は少なくない。