Shiho Tanaka
[東京 1日 ロイター] - 三村淳財務官は1日、政府・日銀が前日に為替介入したとの観測が出ていることに対し「コメントするつもりはない」と述べた。その上で、外為市場で投機的な動きが続いているとの見方に変わりはないとし「大型連休はまだまだ序盤だと認識していただくよう申し上げておく」と語った。財務省内で記者団の取材に応じた。
政府筋など複数の関係者によると、政府・日銀は30日夜にドル売り/円買い介入を実施した。ドルは日中に一時160円後半と1年9カ月ぶりの高値圏まで上昇したが、夕方に片山さつき財務相と三村財務官が相次ぎ投機的な動きを強くけん制。160円を割り込むと、欧州時間にかけて155円台半ばまで下値を広げ、市場ではレートチェックや介入観測が広がった。
片山財務相は30日夕、「いよいよ『断固たる措置』を取るタイミングが近づいてきた」と発言。続いて三村財務官が「これは最後の退避勧告」と投機の円売りに警告を出した。
米シカゴ通貨先物市場では、円安を見込んだ円の売り持ちが積み上がっていた。米商品先物取引委員会(CFCT)によると、4月21日時点で円のポジションは9万4460枚の売り越しだった。