Takahiko Wada

[東京 1日 ロイター] - 総務省が1日に発表した4月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は、前年比1.5%上昇した。伸び率は前月の1.7%を下回り、3カ月連続で日銀が目標とする2%を下回った。保育所保育料の無償化の影響が出たことに加え、生鮮食品を除く食料の伸び率が一段と鈍化したことがコアCPIの伸びを抑制した。

コアCPIの伸び率について、ロイターがまとめた民間予測では1.8%にやや加速すると見込まれていた。しかし、予測に反して減速し、2022年3月以来の低い伸びとなった。

保育所保育料は100%下落した。東京都による第一子の保育料無償化は昨年9月から始まったが、統計数値の算出上、今年3月までは25年度全体の保育料が月次ベースで反映されるため、有料期間分も含んだ保育料になっていた。4月から年度が改まったことで、無償化の影響がフルに出た。

生鮮食品を除く食料は4.6%上昇と、8カ月連続で伸び率が縮小した。コメ類が3.6%上昇と、伸び率は前月の8.3%からさらに縮小した。

一方で、エネルギー価格は4.6%下落となり、前月の7.5%下落より下落率が縮小し、指数を押し上げた。政府の補助金減額で電気代、都市ガス代の下落率が鈍化した。ただ、ガソリンは政府の補助金再開で再び下落率が拡大、9.9%下げた。ガソリン暫定税率廃止と補助金の再開により、4月の総合指数を0.26%ポイント押し下げた。

コア対象522品目のうち、上昇は344、下落は123、変わらずが54、非調査対象が1。上昇品目は前月の320を上回った。

総合指数の前年比は1.5%上昇と3月の1.4%上昇を小幅に上回った。一方で、生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数(コアコアCPI)は1.9%上昇と、伸びは前月の2.3%から縮小。2%を割り込むのは25年2月以来。

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