Michel Rose

[パリ 30日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は首席補佐官を入れ替える人事を発表した。現職のエマニュエル・ムーラン氏をフランス銀行(中央銀行)総裁に指名するための動きとみられる。

マクロン氏は側近を主要機関に送り込んできた。欧州懐疑派の極右政党国民連合(RN)が2027年大統領選で勝利した場合に備え、抑制と均衡を維持することが狙いだとマクロン陣営の関係者は話している。

ムーラン氏は57歳で元財務総局長。過去1年にわたりマクロン氏の首席補佐官を務めてきた。関係筋によると、マクロン氏は同氏を中銀総裁の有力候補と見なしている。

官報によると、ムーラン氏は5月4日付で大統領府の職を離れ、後任にはピエールアンドレ・アンベール氏が就く。

ビルロワドガロー仏中銀総裁は任期を1年以上残して6月に退任する予定で、マクロン氏は大統領選前に後任を指名する機会を得ることになる。

中銀総裁の指名には議会の承認が必要で、激しい政治的攻防に発展する可能性がある。国民議会と上院の財政委員会で、合計5分の3以上が反対票を投じれば、ムーラン氏の任命を阻止できる。

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