Lewis Jackson
[北京 30日 ロイター] - 中国税関データによると、中国は3月、航空宇宙や半導体製造に使われる特殊なレアアース(希土類)である酸化イットリウムを米国向けに大量輸出した。厳格な輸出規制が緩和に向かっている可能性がある。
3月の輸出量は60トンで、中国が昨年4月にレアアースの輸出規制を導入して以降に米国向けに出荷されたイットリウムの総量を50%上回った。
大半のレアアース輸出は昨年末の米中貿易休戦後に再開したが、イットリウムの出荷は大半が停滞し、航空宇宙産業や半導体企業で供給不足や生産停止を引き起こしていた。価格は2月に前年同月比6900%上昇し、影響を受けた企業が問題解決を求めて米政府に働きかけていた。
酸化イットリウムは、ジェットエンジンや発電所のタービンを高温から保護するコーティング材料に使われる。
ただ、3月の出荷を加えても、過去12カ月の酸化イットリウムの対米輸出はなお前年比75%減となっている。