Maria Martinez

[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツの4月の失業者数は季節調整後で予想以上に増加し、節目の300万人を突破した。景気は底堅さを維持しているものの、雇用情勢の悪化が鮮明になった。

連邦雇用庁が30日公表した4月の雇用統計によると、失業者数(季節調整後)は2万人増の300万6000人。増加幅はロイターがまとめた市場予想(4000人増)を大きく上回った。

季節調整済みの失業率は6.4%で、前月から横ばいとなった。

連邦雇用庁のナーレス長官は「労働市場に好転の兆しはまだ見られない。春の回復は4月も依然として力強さを欠いている」と述べた。

季節調整前で失業者数は300万8000人。前月から1万3000人減少したものの、4カ月連続で300万人を超えた。

求人登録件数は計64万1000件。前年同月を5000件下回った。

雇用データは、イラン情勢のような地政学的ショックに対して遅れて反応する傾向がある。企業は経済への影響がより明確になるまで、採用や雇用削減を控えることが多い。

ドイツ銀行リサーチのエコノミスト、マルク・シャッテンベルク氏は、雇用構造の変化が続いていると指摘。前年2月との比較で、産業界では社会保障負担を伴う雇用が約18万件失われており、介護・医療や公共部門での雇用創出では補えていないと語った。

30日発表された第1・四半期の国内総生産(GDP、季節調整後)速報値は、前期比0.3%増となり、ロイター調査によるエコノミスト予想の0.2%増を上回った。

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