Manya Saini
[23日 ロイター] - 米金融・旅行会社アメリカン・エキスプレス(アメックス)が23日発表した2026年第1・四半期(1-3月)決算は1株当たり利益が4.28ドルとなり、LSEGがまとめた市場予想の4.02ドルを上回った。
米国では金利の高止まりやガソリン価格高騰を背景に、インフレ懸念が広がっている。ただ、アメックスの顧客は富裕層が大半で、事業は逆風の影響を受けにくい。
クリストフ・ル・カイレック最高財務責任者(CFO)はロイターのインタビューに対し、「モノとサービスの分野では特に小売支出が11%、ラグジュアリー消費が18%伸びている点が注目されると思う」と語った。
アメックスのカード総支出額を示す「ビルド・ビジネス」は、為替変動の影響を除くベースで前年同期比9%増の4280億ドル。売上高は10%増の189億ドルだった。
ウィリアム・ブレアのアナリストチームはノートに「カード支出の伸びが加速する中で業績全般が堅調だった」と記した。
アメックスが第1・四半期に計上した貸倒引当金は13億ドルで、前年同期の12億ドルから増加した。これについてカイレック氏は「与信関連指標は極めて堅固で、ノイズや懸念は全く見当たらない」と強調した。
旅行・エンターテインメント部門では、世界的な旅行ルートの混乱や、航空運賃高騰が起きているにもかかわらず、アメックスの顧客による航空関連支出は8%増加。カイレック氏は「第1・四半期終盤にかけて中東における戦争の影響で航空券取扱量に多少の変化や混乱があり、多くの払い戻し請求が発生した」と説明した一方、航空関連は「非常に力強い業績」を維持しているとの見方を示した。
26年通期の売上高が前期比で9-10%増、1株当たり利益が17.30-17.90ドルになるとの見通しを据え置いた。