[ワシントン 20日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)は20日、総額26兆ドル規模の私募ファンド業界に対するバイデン政権時代の開示規制について、緩和することを共同提案したと発表した。

SECは、この変更案が採用されれば、プライベートファンドや投資顧問会社への負担を軽減しながら、「必要かつ適切な」情報収集は引き続き義務付けられると述べた。

バイデン前大統領の下、共和党の反対にもかかわらず、SECとCFTCは2024年、ヘッジファンドやプライベートエクイティ(PE)などに、投資、取引相手、通貨へのエクスポージャーに加え、国や産業へのエクスポージャー、戦略別の投資パフォーマンス、ポートフォリオの流動性などを報告するよう義務付けた。

SECおよびCFTCの共和党メンバーらは当時、これらの規則は過剰であり、機密性の高いデータを危険にさらす可能性があると指摘していた。

変更案では、中小規模の投資顧問会社に対する開示義務の適用基準を運用資産額1億5000万ドルから10億ドルへ、また「大規模」ヘッジファンド・アドバイザーについては15億ドルから100億ドルへと引き上げることで、開示義務の対象となる企業の数を減らす。

SECによると、これらの変更後も、運用資産の90%は依然として対象となる。

この提案は、当局による最終案の決定に先立ち、60日間のパブリックコメント期間を経ることになる。

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