Khanh Vu Phuong Nguyen
[ハノイ 4日 ロイター] - ベトナム国家統計局が4日発表した今年第1・四半期(1─3月)国内総生産(GDP)は前年同期比7.83%増と、昨年第4・四半期の8.46%増から伸びが鈍化した。
統計局は「投入コストとエネルギー価格の増大が物価に及ぼす圧力が続き、経済ガバナンスに試練を生み出している」と分析。政府が今年目標とする10%の成長率達成は引き続き大きな試練に直面しているとの見方を示した。
ただファム・ミン・チン首相は4日、10%の成長率目標を維持すると表明し、公共投資拡大や輸出市場とサプライチェーン(供給網)の多角化などに取り組むと約束した。
ベトナムは輸入する原油の80%余りを中東に依存しており、イラン情勢を受けて供給が途絶している。その結果、国内のガソリン価格は21%、軽油価格は84%も上昇した。
こうした燃料価格高騰を受けて航空業界は運航便を縮小しているほか、政府は燃料課税軽減やリモート勤務推奨、補助金による価格抑制といった対策を強いられている。
第1・四半期の輸出は19.1%増の1229億3000万ドル、輸入は27%増の1265億7000万ドルで、貿易収支は36億4000万ドルの赤字だった。
3月単月では輸出が20.1%増、輸入は27.8%増。貿易赤字は6億7000万ドルとなった。