ウッズは度重なる手術を受け、昨年5月には飲酒もしくは薬物の影響下で運転した容疑で逮捕もされた。選手生命の危機がささやかれ、ウッズ自身、そうかもしれないと示唆していた。

だからこそウッズは、今回の成績が自身のキャリアにどのような意味を持つかを理解している。7月の全英オープンで6位タイに食い込み、今回の全米プロで2位に入ったのは確かに素晴らしい。しかし、やはり優勝こそが完全復活の証明であることは分かっている。

ウッズはこの5年間、優勝していない。だが、けがを克服した今、再び栄冠を勝ち取る日はそう遠くないはずだ。昨年春に脊椎固定手術を受けた際には医師の許可が下りるとすぐに、復帰を目指してトレーニングを開始した。

そして今、彼はコースに立っている。米経済と同じく、悲惨な試合結果は過去のものだ。ウッズが栄冠を目指して戦う姿に、アメリカの中年世代は自らを重ね合わせている。

<本誌2018年8月28日号掲載>

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