Gianluca Lo Nostro Michel Rose
[パリ 15日 ロイター] - フランスで15日、約3万5000の自治体の首長・地方議会議員を選ぶ統一地方選挙の第1回投票が実施された。注目されていた同国第2の都市、南部マルセイユの市長選はイプソスの出口調査によると、左派の現職と反移民を掲げる極右、国民連合(RN)の候補が肩を並べている。
イプソスによると、社会党の現職とRN候補はともに35.4%の得票率(予想)で拮抗。極左と中道連合の候補も3月22日の第2回投票に進み、4つどもえの戦いとなる。
RNは、2024年の解散総選挙で票を伸ばし、現在、議会の第3勢力となっている。マルセイユ市長選を制すれば、27年の大統領選に弾みをつけることにもなる。
RNのアリシオ候補は「マルセイユの全ての市民に呼びかけたい。われわれに加わり、左派と極左に打ち勝つため団結しよう」とし「彼らが治安悪化を放置してきた場所で、われわれは秩序を取り戻す」と語った。
マルセイユは近年、麻薬犯罪の増加でフランスの治安問題の象徴的な都市となっている。世論調査では治安が全国選挙でも有権者の最大の関心事となっており、犯罪対策を強く訴えるRNに有利に働くとの見方がある。
首都パリの市長選は、社会党候補が保守派候補に大差をつけて首位に立ち、極右候補は世論調査の下回る得票にとどまっているもようだ。
北西部ルアーブルの市長選では、エドゥアール・フィリップ元首相が首位に立った。