Jonathan Saul Renee Maltezou
[ロンドン 9日 ロイター] - ギリシャの海運会社が運航し、サウジアラビア産原油を積んだ大型タンカーがホルムズ海峡を通過したことが、ケプラーやロイズ・リスト・インテリジェンス、マリーン・トラフィックなどの海事データ分析情報で9日明らかになった。
米国・イスラエルとイランによる攻撃の応酬が続く中でも、一部の商船がホルムズ海峡の通航を試みていることがうかがえる。
今回海峡を通過したのはサウジ東部ラスタヌラ港で原油を積み込み、インド西部ムンバイを目的地として登録しているタンカー「シェンロン・スエズマックス」号で、最大で原油100万バレルを輸送できる。
8日時点では海峡の内側にいたが、最新データでは外側に出てインドに向かっている。
タンカーを運航するダイナコム・タンカーズは、機微に触れる事案であることを理由にコメントを拒否した。
国連の国際海事機関(IMO)のドミンゲス事務局長は9日に「例外なく全ての当事者が航行の自由を尊重しなければならない。ホルムズ海峡周辺地域で最近発生している商船への攻撃について、私は深い懸念を表明せざるを得ない」と述べた。