[9日 ロイター] - 複数の関係筋によると、トランプ米大統領は、イランとの紛争に伴う世界的な原油価格の急騰を抑えるため、ロシアに対する石油制裁の緩和や戦略石油備蓄(SPR)の放出を検討している。
トランプ氏は9日、フロリダ州で記者団に対し、石油市場の安定化策の一環として一部の国への制裁を解除していると述べたが、詳細は明かさなかった。
同氏は「一部の国に制裁を科しているが、(ホルムズ)海峡の状況が改善するまで、そうした制裁を解除するつもりだ」と語った。
また、同氏は会見で、ロシアのプーチン大統領とウクライナ戦争について「非常に良い電話会談」を行ったとも述べた。
関係者3人が匿名を条件に明らかにしたところによると、対ロシア制裁の緩和には、広範な緩和措置や、特定の国が米国の制裁を恐れずにロシア産原油を購入できるようにする限定的な措置が含まれる可能性がある。
事情に詳しい関係者の1人は「選択肢は限定的か象徴的なもの、あるいは極めて賢明とは言えないものまで幅がある」と語った。
米国は先週、中東からの供給減に直面するインドに対し、一部のロシア産原油の購入を認める暫定的な免除措置を既に講じている。
ライト米エネルギー長官は9日、原油価格高騰を受け、SPRの放出を他国と協調して行うことを検討していると述べた。