Forrest Crellin
[パリ 9日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は9日、イランの濃縮ウランについて、濃縮度最大60%のウランの約半分が中部イスファハンの地下施設に現在も保管されている可能性が高いと述べた。
IAEAの推計によると、米国とイスラエルが昨年6月にイランの核施設を攻撃した時点で、イランは60%の濃縮ウランを440.9キロ保有していた。このウランをさらに濃縮すれば、核兵器10発分の爆発物質に相当するという。
グロッシ氏はパリで記者団に対し「IAEAの最後の査察時点で、イスファハンには60%の濃縮ウランが200キロ強、もしくはこれをわずかに上回る量が保管されていたとみられる」と言及。衛星画像など複数の手段による監視で搬出を示す動きは確認されていないため、現在もイスファハンの施設にあると考えられると語った。
また、中部ナタンズにある施設にも60%の濃縮ウランが一定量保管されており、現在もそこにある可能性があると述べた。