──米国の措置は具体的にどのような影響を与えているのか。

ディアスカネル この措置は国連から非難されており、制裁の影響でメキシコなどによるハバナへの石油輸送は事実上停止した。

キューバはこれまでベネズエラから石油輸入の大半を賄ってきたが、米国の軍事作戦によりその供給源も失った。

──米国の対外軍事行動が続く中で、自身の安全について懸念はあるか。

ディアスカネル 個人の安全については懸念していない。国家と党、革命の指導部は集団的なものであり、意思決定も集団で行われる。こうした体制のもとでは、外部勢力が内部から体制を揺るがすことは極めて困難だ。

──トランプ政権の姿勢をどう評価するか。

ディアスカネル 「手に入れる」などの発言は完全に好戦的で攻撃的な姿勢であり、米国との協議でわれわれが提案してきた内容とは大きくかけ離れている。われわれは対立回避に向けた外交的解決を模索している。

──現在、交渉に進展はあるのか。

ディアスカネル 交渉は可能であり、合意に至ることも可能だと思う。しかし現状は難しい。

──米国側の姿勢は。

ディアスカネル 米側はキューバが取引を望んでいるとし、容易に成立すると主張している。一方で、制裁や圧力は継続している。

交渉には不信感
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