この本を手に取ってくださる人が増えたことで、一番びっくりした反響は、NHKの番組への出演を打診されたことです。こうしたお話がくるのは、「日本にはAIで勝てるチャンスがまだあるかもしれない」というポジティブな発信をしているのが、日本ではおそらく私以外にいないからかもしれません。

日本のソフトウェア、インターネット業界は、ここ30年ほどずっと赤字状態です。特にソフトウェアは、ほぼ100%海外製。そこにやってきたAIは、スマホやクラウドよりも大きな影響を及ぼすと言われている。それに対する恐怖感が大きくなるのは、仕方のないことです。ただ、私はそこに非常に大きなチャンスがあると思っているので、この新しいオポチュニティに飛び込んでいく人が、一人でも多く増えてほしいという気持ちで、この本を書きました。

AIエージェントで変わるビジネス環境

──本書でもさまざまに描かれていましたが、この新しい流れのなかでAIエージェントの技術がインフラとして定着していき、汎用人工知能や人工超知能といった進化が実現すると、ビジネスパーソンの職場環境には、どのような方向性での変化が起きていくと考えていますか。

AIはどんどん賢くなっていて、最近の計測では、最先端のLLMのモデルでIQ130くらいでした。人間より賢くなるのは時間の問題ですよね、残念ながら。

IQ130の人を無限に雇えるような環境
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