<軍事、治安、経済、外交まで握る「国家内国家」──それが、イランの独裁体制を支える革命防衛隊だ>

2月28日のイラン攻撃開始以来、米軍とイスラエル軍が最優先の標的としてきたものは何か。革命防衛隊の弾道ミサイル保管庫とその発射台、彼らの指揮命令系統とその幹部だ。

なぜか。あの国を軍事的にも政治的にも動かしているのは革命防衛隊だと見抜いていたからだ。

その証拠に、空からの攻撃の第一波で最高指導者のアリ・ハメネイを殺害し、同じ日に別の場所で革命防衛隊司令官のモハンマド・パクプールも血祭りに上げた。あの国の頂点に立つ2人を、真っ先に排除したことになる。

それでも革命防衛隊はハメネイの後継者選びを主導し、息子のモジタバ(56)を素早く後釜に据えた。彼らが今も重層的かつ強固な組織として機能し、あの国の軍隊も社会も掌握している証拠だ。

革命防衛隊は40年前から、イランの安全保障と統治、外交、経済、治安の全てにおいて支配力を強めてきた。

モジタバ自身も過去には革命防衛隊に所属していた。戦時下のイランは文字どおりの「要塞国家」であり、軍事面でも国内の治安面でも革命防衛隊のエリート層が実権を握り、主要な決定を下している。

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イランを支配する「国家内国家」